やっていることは以前書いた、Windows7のiSCSIイニシエーターを接続するの回とほとんど同じ。
ただ、freeNasで接続できなかった iSCSIですが、WSS2008だときちんと接続できて、しっかり運用できていますよ、というお知らせと、同じようなキーワードで悩んでいる人用のメモ。
ESXi4.0上で iSCSIイニシエーターが有効になっているかどうかを確認する
まずはここが有効になっているかどうかを確認する。作り方はfreeNASの時と全く同じなので、ここでは割愛する、
WSS2008上の Windows Firewall with Advanced Securityの設定にルールを追加する
iSCSI Targetを入れただけでは Windows Firewall with Advanced Securityの設定が変更されていないので、手動で追加してあげる必要がある。
画面右上の New Ruleをクリック
New Rule -> Port をクリックして次へ。
TCP – Specific Local Ports : 3260
iSCSIは TCPの3260ポートを使用する。よってこの場合、この値を入力し、次へ。
Actionで動作を指定する
Allow the connectionを選択して次へ。
適応する Profileを指定する
今回はすべてに適応するので、3つともチェックボックスを付けて次へ。そうすると作成するルールの名前を聞かれるので適当に(今回の場合だと iscsiとした)名前を付けて、設定完了。
ルールが作成されていれば設定完了
しっかりと画面上に先ほど作成した iscsiが設定されている。
ESXi4.0の iSCSIイニシエーターのプロパティの動的検出で WSS2008の IPアドレスを入力する
設定するのは FDQNでも IPアドレスでもかまわないんだけど、僕の場合は IPアドレスを入力するようにしている。(Internal DNSが落ちた時用
)
再スキャンの実施
画面右上の再スキャンをクリック。待つこと数十秒。WSS2008で設定した iSCSI Targetが見えていれば認識は完了。
WSS2008の iSCSIターゲット上へ ESXi4.0のデータストアを追加する
いつものとおり、ディスクの追加をクリックすると先ほどマウントしたディスクが見えるはずなので、これをマウントする。もちろんフォーマットなどが必要になるけど、迷わず次へ。フォーマットに1分ほど待たされるけど、ちょっと待つ。
データストアが正常に見えていれば設定完了
お疲れ様でした
その他のスクリーンショットなど
なかなか記事に書けなかったんだけど、うちでは監視ツールとして Cactiを使用している。
MRTGとか、Nagiosとかいろいろとソフトは世の中に多いけれども、僕が使用しているのは CactiEZっていう勇士が集まって1つの LiveCDっていうか、ISOにしてくれているやつ。
自前ですべて構築していた時期もあったけれども、今はこれ1つですんでいる。メリットは何かというと
- 32bit、64bitのいずれでもインストールができる。
- インストーラーが優秀。
- syslog-ngが最初から入っていて、しかもそのまま動く。
RRDtoolsって自前で動かそうとするとライブラリの依存関係が複雑で、結構ハードルが高いのだけれども、こいつを知ってしまうと、なかなか自分で構築しなくなってしまうほど楽。
ここでは 64bit版の CactiEZを、VMware ESXi4.0上にインストールして設定までを解説しています。
つうわけで、早速インストールと設定。
ISOファイルのダウンロード
画面右上の ISOをクリックして、ファイルを保存するだけ。後はそのままドライブにセットして立ち上げるだけなんだけど、ここで気をつけなくてはいけないのは、インストールする OSの種類を 32bitか 64bitか選んだら、後は何も設定するところがないこと。つまり認識しているハードディスクをフォーマットして勝手にインストールまでやってくれるのである意味究極の最終兵器です(笑)。
仮想マシンの作成と設定
CactiEZ v0.6が使用している OSは CentOS 4.xなので、ESXiで用意されている Red Had Enterprise Linux 4 (64bit)が使用できる。そのほかのディスク容量とかはお好みに応じてどうぞ。うちだとsyslogサーバーも兼ねているので 20Gほど割り当てた。
インストール
先ほども記述したけど、この CDは本当に何もすることがない。
起動時の画面で、32bitならそのままエンターを押せばよいし、64bit版を入れるのであれば、64と入力してエンターを押すと、そのままインストールが始まる。
インストール後の設定とデフォルトのパスワードなど
インストールしたままで使用できる CactiEZだけど、少し設定しておかなければいけない項目が何個かある。それを以下で解説する。また、各種設定画面に入るためのデフォルトのパスワードがあるので、ここで解説する。
デフォルトの設定とパスワード
初期ログイン IDとパスワード
user: root
pass: CactiEZ
cactiへのログイン IDとパスワード
user: admin
pass: admin
webminのアドレス
https://serverip:10000
設定すべき項目
初期 IDとパスワードでログインしたら、以下の項目を設定すれば、完了!
rootパスワード変更
# passwd
ネットワーク起動設定
# netconfig
設定が終わったらサービスを再起動する。
# service network restart
ローカルタイムの設定(日本時間へ変更)
# cp -a /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
NTPの設定と変更
# vi /etc/ntp.conf
開いたファイルの
server 0.pool.ntp.org ← この行を変更 (うちの場合だと、server ntp.nict.jp)
server 1.pool.ntp.org ← この行を変更
server 2.pool.ntp.org ← この行を変更
NTPサーバ再起動
# service ntpd restart
そのほかのスクリーンショットなど
ESXi4.0になっていろいろな機能が追加されていて、ネットワークのスループットが早くなったとか、負荷が上がったときにほかのマシンが影響をあまり受けなくなったとか、ほかのサイトやニュースでも出ていると思う。
今回は、地味な機能であまり取り上げられていないけど、結構これっていいんじゃない?と思っている機能を1つ紹介する。それが、ディスク領域をオンデマンドで割り当てる、シン プロビジョニングだ。
ESXiのディスク管理は非常にシンプルで、仮想マシンを作成する際に、そのマシンが使用するディスクをギガバイト単位で割り当て(コミット)る。割り当てられたディスクはその容量の1つのファイルとしてデータストアに以後、存在し続けることになる。
ところが、仮想マシンによっては認証サーバーのように、ディスクの容量をそれほど食わないし、必要なときに自在にサイズを変更できたらいいのに、という物も多く存在すると思う。
前置きが長くなってしまったけど、こうしたニーズに対応するのが ESXi4.0になってから新しく搭載されたシン プロビジョニングって訳で、以下設定方法。
新規仮想マシンの作成 ディスクの作成タブで指定する

実際には20Gバイトほど割り当てているのだけどれど、その下の領域をオンデマンドで割り当ておよびコミット(シン プロビジョニング)にチェックを入れて次へをクリックし、仮想マシンの作成を完了する。
下の例は、実際に Windows Server 2008をセットアップしたときのデータストアの容量。

赤く囲った枠を見てみると、マシンの作成時に20Gバイト割り当てたにもかかわらず、実際には10Gバイトほどのディスク容量になっているのがわかる。
これ、ADとかには最高にいいね、と思った
いや~まいった 
前回から記事にしているけど、ESXi3.5で運用していた Active Directoryサーバーがなぜか ESXi4.0で上がってこなかった件で、いろいろとVMwareのフォーラムなども見ていたけど、freeNASとのiSCSIの相性が悪いらしい、とかいろいろと書かれてあって、この1週間はリサーチだけで何もできなかった。
でもさすがに ADが無いと何もできないし、FTPなども動いていないので、さすがにそろそろ何かアクションを打たないとまずいだろう、ということで今までの ADは破棄することに決心した。(ちなみに ESXi3.5に戻したところ、iSCSI上だと動くんだけど、ローカル SATA上だと動かないという不思議な現象が発生した。)
セキュリティ IDなども変わってしまうけれども、この際仕方がないでしょ、ということで綺麗な形で ESXi4.0を入れてみたいと思う。
ちなみに ESXi4.0からはインストーラーが優秀で、USBメモリ(ディスク)をサーバーに刺しておけばインストール時のディスクの選択で見つけてきてくれるようになった。でもこの方法でインストールすると時間もかかるし、DVD-R(もしくはRW)だって消費しちゃうので、スマートに USBディスクからインストールする方法をここで解説したい。(ネット上にはこの情報、あまりないしね。)
VMwareから必要なファイル (iso) をダウンロードして解凍する
解凍ツールは何でもいいと思うけど、僕は昔から Explzhをつかっているので、ここではこれを使用。ちなみに、どんどん中に入っているファイルを解凍して行かなくてはいけないので、目的のファイルにたどり着くためには以下のような掘り下げ(解凍)が必要になる。
VMware-VMvisor-Installer-4.0.0-164009.x86_64.iso
-> image.tgz
–> usr
—> lib
—-> vmware
—–> installer
——> VMware-VMvisor-big-164009-x86_64.dd.bz2
——-> VMware-VMvisor-big-164009-x86_64.dd ← これが目的のファイル
VMware-VMvisor-big-164009-x86_64.dd ってファイルサイズが 0バイトに見えちゃう人もいると思うけど、そんなの無視。解凍したらちゃんと 900 MB (943,718,400 バイト)のファイルになるので、迷わず解凍してください。
ちなみに MD5値はこれ↓
00e88a9a43d66ce144a8e1598a157f3c *VMware-VMvisor-big-164009-x86_64.dd
DD for Windowsを使ってディスクイメージを USBメモリ(ディスク)に書き込む
サクサクいきましょう。
前述で出てきたファイルをソフトに読み込ませて、書き込みをクリック。今回は 4GのUSBメモリを使ったから「使えるサイズが小さくなりまっせ、それでもええん?」なメッセージが出るけど問題ないので、OKをクリックで進める。
関係ないけど、4Gの USBメモリでも今もう千円を切っているのね。良い時代になったと実感。
イメージを書き込んだ USBメモリをサーバーに刺して USBブート(起動)
はい。何の問題もなくサックリと立ち上がったと思います。
あとは必要に応じてご自分の好きな OSを入れてみてください。
その他のスクリーンショット